これはまなびの森を開校したときからの決意です。
多くの進学塾では、「うちの言うことを聴いてくれれば大丈夫です」と、言います。
そして、多くの保護者、お子さんが、その言葉に安心して、その塾を選ぶわけです。
しかし、その結果、多くの塾依存のお子さんを作り出しています。
塾が覚えるべき事を全て提示して、やるべき課題をたくさん出して、それらに疑問を抱かせる暇も無いくらいに生徒を追い立てます。
しかし、そのようなやり方でも、ついて行ってしまう子どもは、そこそこの成績を収め、結果、それを塾のおかげだと思うようになります。
実際にしているのは犬の調教と変わりません。
しかし、一度塾のおかげだと思った子どもも親も、そのやり方から抜けられなくなります。
こうして、塾依存ができあがります。
それは、一人で判断して勉強ができない子どもをつくるのです。
これは大人になっても続きます。
そうなった人は、「習ったこと以外はできない」と言って、それ以上頭を使って考えることができません。
習ったことは、とても正確にスムーズにできるのですが…
また、新しいことを学ぶときにも、独学で学ぶ事ができず、誰かにお金を払ってならおうと考えます。
これでは、自分で新しい道を切り開くことはできません。
つまり、生きる力が乏しいのです。
実際に私の長男が中学の時には、学校でそのようなシーンをたくさん見てきまいた。
長男よりも成績の良い、地域で一番の進学塾に通う子どもたちが、長男が解くことができる初めて見る問題が、習っていないからという理由で解けないのです。
人生では初見の問題ばかりなのですけどね。
そして、それらは正解は一つとは限らないのです。
そのような問題にはマニュアル人間は対応できません。
まなびの森の育成方針は、自立して自分で何でも考えてできるようになることです。
そのために、対話を繰り返し、単にやり方だけを覚えさせるのでは無く、なぜそうなるのかを考えさせるように導きます。
自分で何故?を考えられるようになった人は、自立できるようになります。
何故を考えるようになった人は、初めてのものを見ても、そこに何故?とかどうなっている?と自分に問いかけることができるのです。
その問いかけが、初めての状況において、自分がどうすれば、その状況を切り抜けられるのかを考える力をもたらしてくれます。
そのような人間作りを通して、お子さんを塾依存のマニュアル人間には決してさせません。